着衣泳 6年

〇本日、6年生がプールで着衣泳の授業を行いました。

 

〇着衣泳の目的は、「水の事故を未然に防ぐため、プール等での水着での泳ぎとは違い、着衣しての泳ぎは難しいということを身をもって体験させ、そこから不慮の事故に出会ったときの落ち着いた対応の仕方を学ぶ」です。

 

〇はじめは、「あんまり変わらないかも」という反応だった子どもたちですが、いつものように水慣れで歩いたり、泳いだりしているうちに、洋服を着ている分、体に負荷がかかり、「なんだか重たくて動きづらい」という反応に変わってきました。

 

〇そこで、すかさず指導役の小野先生からの発問

 「川や海で溺れたらどうするとよいですか。」がありました。

 正解は、とにかく慌てず、(浮いて)助けを待つ です。 

 

〇その後、「自分が溺れてしまったら」「溺れている人がいたら」という設定で役割を決めて、どう動けばよいのかをいろいろと試していました。

 

〇「ペットボトル1つあるだけで、浮いているのがすごく楽になった。」

 「体の力をうまく抜いて大の字になったら楽に浮けた。でも、力が入っちゃうと急に沈んだ。」

と、実体験を通して、浮くことの難しさを実感できたようです。

 

〇水難事故で死亡する人は毎年1000人、うち児童300人

 水難事故のうち、着衣状態で溺れるのが7.8割といわれています。

だからこそ、いざという時のために背浮きや浮き具で助かる・助ける訓練を行う必要があります。そうしたことを実感するとともに、楽に浮いているためにはどうしたらよいかというスキルを身に付けられる貴重な時間となりました。

 

 

  校 長   持 木  信 治

  • 2023年07月19日 13:58

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